TwitterやTikTok、YouTubeなど、さまざまなSNSが企業・個人問わずビジネス活用されている昨今。

検索エンジンよりもSNSで情報を探すという人も増えており、「ググる(Googleで検索する)」より「タグる(ハッシュタグで検索する)」時代に突入しています。

かつて「インスタ映え」という言葉が流行り、キラキラしたものを見せる場所だったInstagramも、今や情報と出会う場所へと変貌を遂げました。

本記事では、Instagramをマーケティング活用していきたい方へ向けて、Instagramの特徴やメリット・デメリット、収益化する方法などを解説します。

Instagramマーケティングとは

「Instagramマーケティング」とは、Instagramを販売戦略・プロモーションや収入源のひとつとして活用することです。

具体的には次のような手法を活用し、ブランディング、集客・認知拡大、商品の販売を行います。

  • ハッシュタグを活用した投稿を行う
  • 有益な情報を発信するメディア型アカウントを運用する
  • コメントやインスタライブを通してコミュニケーションを取る
  • 伝えられる情報量が多いリールやIGTVを活用する
  • ストーリーズのアンケート機能や質問機能を活用する
  • ユーザー参加型キャンペーンを実施する
  • ShopNow(ショッピング機能)を活用する
  • ストーリーズやプロフィールから外部リンクへ誘導する
  • Instagram広告を出す

Instagramの特徴

Instagramとは、Facebook社が運営している無料の写真共有SNS。

2010年に誕生し、日本語版は2014年にリリースされました。

月間アクティブユーザーは3,300万人を超え(2019年6月時点)、LINE・Twitterに続き国内ユーザー数第3位のSNSプラットフォームです。

写真や動画で直感的に情報を訴求できるビジュアルベースのSNSで、多くのユーザーが情報収集に利用しています。

写真の加工アプリとしてスタートしたInstagramですが、リリース以降新機能を次々に追加している点も特徴。

  • 2011年 ハッシュタグ機能の導入
  • 2013年 動画投稿機能の導入
  • 2015年 Instagram広告が日本にも登場
  • 2016年 ビジネスツールの導入(ビジネスプロフィール・インサイト機能・投稿の宣伝)
         ストーリーズ機能の導入
         保存機能の導入
         インスタライブの登場
  • 2017年 ショッピング機能の導入
  • 2018年 IGTVの登場
  • 2020年 リールの登場

2021年にはさらに、テキスト検索機能や地図検索機能などが米国または日本の一部アカウントで導入され始めています。

今後も新機能が随時導入され、マーケティング活用がますます重要になってくるでしょう。

Instagramマーケティングのメリット

メリット1. 幅広い層のユーザーに情報発信できる

Facebook社の公式発表によると、日本のInstagramユーザーの内訳は男性が43%、女性が57%であることが判明しています。

【参考】Facebook

また、マーケティング会社のアライドアーキテクツ社の調査によると、年代別の利用率は15~19歳が65%、20代が57.3%、30代が47.8%、40代が40.2%、50代が29.4%という結果に。

【引用】アライドアーキテクツ

このことから、Instagramは日本国内において性別や年齢を問わず広く普及しており、利用者層が多様化していることが分かります。

幅広い層のユーザーに情報を届けられるでしょう。

メリット2. 視覚的にわかりやすく情報を伝えられる

Instagramは写真や動画でビジュアル訴求できるSNS。

文章だけの情報発信と比較して、商品やサービスへの関心を引くことができ、購入・契約や来店といった態度変容を起こしやすいといえます。

また投稿内容を統一することでイメージ・世界観作りができ、ブランディングやPRにつながる点もメリットです。

メリット3. ハッシュタグ検索が盛ん

2021年5月現在、日本版InstagramではGoogleのようにキーワード検索(例「大阪 ディナー 夜景」)はできませんが、代わりにハッシュタグ検索(例「#大阪ディナー」「#夜景の見えるレストラン」)が盛んに行われています。

Instagramからの公式発表によると、日本ユーザーの20%が毎日Instagramの検索機能を利用しているとのことです。

【参考】Instagram

また、ジャストシステム社の調査によると、ファッションの情報収集ではGoogleよりもInstagramのほうが利用されている割合が高いことが判明。

【引用】Marketing Research Camp

インターネットでの情報収集といえばGoogleでの検索が大部分を占めていましたが、近年Instagramでの検索が勢いを増してきているのです。

Instagramでは1投稿につき最大30個のハッシュタグを付けることができます。

投稿内容と関連性が高いハッシュタグをうまく組み合わせて活用することで、フォロワー以外の多くのユーザーにもリーチできるでしょう。

Instagramマーケティングのデメリット

デメリット1. 拡散力が弱い

Instagramには、アプリ内にFacebookの「シェア」やTwitterの「リツイート」といった直接的な拡散機能がありません。

そのため、他のSNSと比較すると拡散力が弱い点がInstagramのデメリットです。

先述のとおりハッシュタグを活用してフォロワー以外のユーザーにアピールしたり、新規のフォロワーを獲得したりする必要があります。

ある程度のフォロワー数を獲得するまではハッシュタグを活用してもなかなか検索上位に表示されないため、Instagram広告の活用なども検討した方がいいでしょう。

その他の拡散方法として、フィード投稿をストーリーズや外部SNSにシェアする方法、リポストアプリを利用する方法などがあります。

デメリットである反面、拡散機能がない分、炎上しづらい点はメリットと言えるかもしれませんね。

デメリット2. 写真や動画の用意に労力がかかる

テキストのみの投稿が可能なFacebookやTwitterと違い、Instagramは写真や動画が必須。

文章を用意するよりも時間と手間がかかってしまいます。

最近のInstagramの傾向として、文字入れ加工を行いマガジン化した投稿が増えてきています。

検索結果や発見タブの投稿一覧で目立つほか、有益コンテンツとしてユーザーに情報量の多い投稿を届けることができるからです。

情報量の多い投稿は「保存」され、リーチを伸ばすことができます。

Instagramのユーザーが増え、競争が激化しているなかでアカウントを発展させるためには、投稿作成により多くの労力を割く必要があるでしょう。

Instagramの個人アカウントで収入を得る4つの方法

企業だけでなく、個人単位でもInstagramがマーケティング・ビジネス活用されています。

個人のInstagramアカウントで収入を得る方法は次のとおりです。

  • 企業からPR案件を受ける
  • アフィリエイトへ誘導する
  • 自分の作った商品や写真を販売する
  • インスタライブの投げ銭(バッジ機能)で収益を得る

以下、それぞれ説明します。

企業からPR案件を受ける

Instagramのフォロワーが増えて影響力を持ち、いわゆる「インフルエンサー」「インスタグラマー」になると、企業からPR案件を受けられるようになります。

企業から商品やサービスを無料で提供(ギフティング)してもらい、商品の紹介や感想の投稿を行うことで報酬を得ます。

一般的に、3,000〜10,000フォロワーくらいだとギフティングのみ、10,000人以上になると報酬が発生する依頼が届くようになるでしょう。

報酬金額は案件によりますが、1フォロワー=2〜4円が相場だと言われています。

<PR案件依頼メッセージの例>

上記画像のようにDMで企業からの依頼メッセージをもらい受動的にPR案件を受けるだけでなく、インフルエンサープラットフォームに登録して案件に応募する方法もあります。

<インフルエンサープラットフォームの例>

PR案件を受ける際は、報酬を受け取った広告であることを隠して投稿する「ステルスマーケティング(ステマ)」にならないように注意!

キャプション部分に「○○(企業・ブランド名など)から商品をいただきました」と入れたり、「#sponsored」「#PR」といったハッシュタグを入れたりすることで、PR投稿であることを明示する必要があります。

また、Instagram公式から提供されている「ブランドとのタイアップ投稿タグ」を投稿に追加する方法も◎

企業とインフルエンサーの関係性が明示されるため、ステマを未然に防ぐことができます。

【参考】Instagram

アフィリエイトへ誘導する

アフィリエイトとは、商品やサービスを宣伝し、その投稿を見たユーザーが購入・契約した場合、宣伝料・紹介料として投稿主に報酬が支払われる仕組みのこと。

報酬額は商品やアフィリエイトサービスによって異なりますが、商品価格の1~20%程度が相場とされています。

Instagramでアフィリエイト収入を得るための方法としては、ストーリーズにリンクを貼って誘導する方法が一般的です。

Instagramでは通常、投稿文章内にURLを記載してもリンクにならず、タップ(クリック)できないようになっています。

しかし、フォロワーが10,000人を超えると、ストーリーズにリンクを貼れるようになり、スワイプでページ遷移させることが可能です。

アフィリエイトリンクは、アフィリエイトサービス(ASP)に登録し、各商品のURLを固有に発行してもらいます。

<アフィリエイトサービス(ASP)の例>

あるいは、DMから成果報酬型のPR案件依頼が届く場合があります。

<アフィリエイト依頼メッセージの例>

自分の作った商品や写真を販売する

自身の商品やサービスがある場合は、InstagramからEC・購入サイトへ誘導したり、ショッピング機能を活用したりして販売につなげることができます。

アクセサリーやアパレルアイテムといったモノのほかにも、noteの有料記事やタイムチケットなども商品収入になり得るでしょう。

写真が得意な場合は、PIXTAやSnapmartなどの写真素材販売サイトや、Instagramの写真を商品化できるInstaprintsやTwenty20の活用で収益化が可能です。

インスタライブの投げ銭(バッジ機能)で収益を得る

Instagram上でリアルタイムの動画生配信を行える機能、インスタライブ。

2016年にリリースされ、2020年10月にはバッジ機能の提供が日本でも開始されました。

バッジ機能とは、インスタライブの視聴者がバッジを購入することで配信者を支援できる仕組み。

120円・250円・610円の3種類のバッジが用意されており、バッジを購入するとコメント欄にアカウント名と購入バッジのアイコンが表示されます。

配信社は、インスタライブで得た収入を1ヶ月に1度受け取り可能です。

※引き出し可能額あり

まとめ

Instagramは、ここ数年であっという間にビジネスとしての立ち位置を確立しました。

今回ご紹介した収入を得る方法以外にも、フォロワーが増えればその経験・実績を活かし、Instagramの運用代行やコンサルティングの仕事に繋げられるかもしれません。

個人でも十分ビジネス活用できるInstagram。

今回の記事を参考に、収益化を目指してみてください!

投稿者プロフィール

ゆきのち
ゆきのち
大阪在住、おすすめコスメ・スキンケアなど美容情報やトレンド情報を発信するフリーライター。

美容系/スポーツ系/IT系/人事労務系/グルメ系など多数メディアでの執筆歴あり。

大学にて化学を学んだ後、大手通販会社の在庫管理・バイヤーに。

その後、コンテンツマーケティング会社のディレクター・広報を担当し、現在は独立してフリーライター・SNS運用等を行っている。

・日本化粧品検定3級(認定No.17300393535)
・アロマテラピー検定1級
・ゆきのちさんのInstagram→@yuki_nochi
・お仕事関連のTwitter→@nakano_yukino

お仕事のご依頼・ご相談は各SNSのダイレクトメッセージから。