クラウドファンディングは、新商品の開発や事業の立ち上げ、社会貢献などの資金調達に利用されています。

サイバーエージェントグループの「Makuake」や草彅剛さん出演のCMでおなじみの「CAMPFIRE」などさまざまなサイトがあり、どれを利用すればいいか迷っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、クラウドファンディングのサイト・アプリを選ぶ際のポイントと、人気のプラットフォームを紹介します。

クラウドファンディングのサイト・アプリの選び方

プロジェクトの提案者を支援する機能が備わっているクラウドファンディングのサイトやアプリ。

企画やページ作成といったプロジェクトの立ち上げから、メルマガ配信や提携サイトへの二次展開といった実施中のサポート、終了後の入金処理までを行ってくれます。

便利ですが、たくさんのプラットフォームがあるため絞り込むのに一苦労してしまうかもしれません。

クラウドファンディングのプラットフォームを選ぶ際は、次の項目をチェックして比較するとよいでしょう。

  • 手数料
  • サポート内容
  • クラファンの種類
  • 出資方式
  • サイトの得意ジャンル

以下、それぞれ解説します。

手数料

クラウドファンディングのサイト・アプリを介して資金調達を行った場合、プロジェクトが成功して入金される際にプラットフォームの利用手数料が差し引かれます。

サイト・アプリによって手数料は異なりますが、10%〜20%程度が目安です。

ですので、目標金額を設定する際は【プロジェクトに必要な資金+手数料(+リターンの原価)】を計算する必要があります。

手数料が高いとその分目標金額が高くなり、プロジェクトの成功が難しくなる可能性も。

また手数料が安ければ手元に残る資金が多くなるので、なるべく手数料が低いプラットフォームを選ぶことをおすすめします。

ただし、手数料が極端に安いサイト・アプリは要注意。

サポート内容が充実していない可能性があります。

クラウドファンディング初心者であれば特に、プロジェクト成功にかかわるサポートを優先して選んでください。

クラウドファンディングの多くは成果報酬型なので、利用を開始する際は無料でスタートできますが、資金を集めた後は手数料が発生することを覚えておきましょう。

なお、手数料は経費として計上可能です。

サポート内容

クラウドファンディングのサイト・アプリによってサポート内容や手厚さが異なります。

<サポート内容の例>

  • 企画のアドバイス
  • ページの作り方のフィードバック
  • PR・情報発信方法の共有
  • メールマガジンやSNSへの掲載
  • 提携サイトへの二次転載 など

ほかにも、分からない点やトラブル発生の時に相談できるサポート窓口があると助かります。

サイトだけでなく、専用アプリをリリースしているプラットフォームも使い勝手が良くて◎

これらのサポートのほか、決済方法の豊富さも要チェック。

支援者側の支払い方法がクレジットカードに対応しているか、各種ペイメントサービスやQRコード決済は使えるのか、手数料が別途発生するのかなどはプロジェクトの成功にかかわる部分です。

また、プロジェクト終了から集まった支援金が入金されるまでの期間も確認しておきましょう。

通常は2ヶ月ほどかかりますが、スムーズにお金を受け取れるサイトを選べば、クラウドファンディングでの資金調達後すぐにプロジェクト開始やリターンの発送に向けて始動できますよ。

なお、有料オプションで早期入金を依頼できるケースもあります。

サポート内容でプラットフォームを選ぶ際は、実際のサポート内容がホームページ上の記載と異なっていないかには注意が必要。

サポートの手厚さは担当者によって左右されることもあります。

事前相談で確認したり、口コミや評判を確認したりしてください。

クラファンの種類

一般的なクラウドファンディングとして、「購入型」と「寄付型」の2種類があります。

※融資型や株式投資型の説明はここでは省略します。

購入型クラウドファンディング

もっともオーソドックスな「購入型」は、支援者にリターンを提供する必要があるクラウドファンディング。

たとえば、プロジェクトで開発を行う新商品や既に販売している商品、サービスの先行利用権利、イベントへの参加権などをリターンとして設定します。

購入型クラウドファンディングは次のような人におすすめです。

  • 新商品や新サービスを開発したい方
  • 店舗の開業資金を調達したい方
  • リターンを通して一定のファンを獲得したい方
  • 進行中事業のPRを行いたい方

支援者がリターン(商品)を購入して売買契約を交わす購入型クラウドファンディングは、寄付ではないことに留意しましょう。

また、購入型は事業開始前のプロジェクトが多く、リターンも必要であることから目標金額が高くなる傾向にあります。

支援者にとっては斬新なアイデアや新たな事業を発見・応援できるワクワク感がありますが、高額であればあるほどプロジェクトの成功が難しくなる点に注意が必要です。

寄付型クラウドファンディング

「寄付型」は、リターンを伴わず、無償で資金を募れるクラウドファンディング。

提案者側のデメリットが少ない一方、各サイト・アプリでの審査が厳しいです。

購入型と比べ支援者側のメリットが少ないため、より多くのプロジェクトへの共感が成功のポイントになってきます。

寄付型クラウドファンディングは次のような人におすすめです。

  • 公益性の高いプロジェクト(地域活性化や伝統文化の保護、復興支援など)の資金を募りたい方
  • 社会にある問題・課題を解決したい方

寄付型において大切なのは、プロジェクトの透明性の高さ。

調達資金の用途を明確に記載し、プロジェクト成功後もどのような用途で資金を使ったのかという報告をきちんと行いましょう。

なお支援者は、寄付型クラウドファンディングで支援すると「寄付金控除」を受けられる場合があります。

出資方式

クラウドファンディングには「All or Nothing方式」と「All in方式」という2種類の出資形式があります。

自分のプロジェクトの性質や目標、必要な金額やリターンなどを考えて、成功までの計画をしっかりと立ててから適切な形式を選ぶことが大切です。

・All or Nothing方式

All or Nothing方式は、出資金が設定した目標金額に到達した場合のみお金を受け取れる方式。

難易度は高いですが支援者に本気度が伝わりやすいです。

新商品の開発や開業といった一定以上の金額が集まらないと事業を開始できないプロジェクトに適しています。

・All in方式

All in方式は、目標未達成でもお金を受け取れる方式。

すでにプロジェクトが開始していて追加の資金調達が必要な方や少しでも資金を集めたい方、ある程度の自己資金が用意できる方に採用されている方式です。

既に販売している商品のPRや進行中の事業を盛り上げたいときに適しています。

ただし、All in形式で集まった資金が想定より少なかったとしても、必ず支援者にリターンを提供しなければならない点には注意してください。

サイト・アプリの得意ジャンル

クラウドファンディングのサイト・アプリによって、得意とするプロジェクトのジャンルが異なるケースも。

大規模な総合サイトもありますが、ジャンルに特化したサイトには支援意欲の高いユーザーが集まりやすくなっています。

自分が立ち上げたいプロジェクトが飲食系なのか?イベント系なのか?などを見極め、同ジャンルのプロジェクトを多く掲載しているプラットフォームを選ぶとよいでしょう。

ただし、特化型のサイト・アプリは規模が小さくなってしまいがち。

プラットフォームに掲載してもそもそものユーザー数が少ないことも考えられるため、SNSなどを活用してPRするか、大手サイトの利用も検討してください。

クラウドファンディングのサイト・アプリ2選

それではここからは、日本で2大人気のクラウドファンディングプラットフォームを紹介します。

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

CAMPFIRE

<CAMPFIREのポイント>

  • 多ジャンルの大手サイトにプロジェクトを掲載したい方
  • 充実したサポートを受けたい方

CAMPFIREは2011年6月にリリースされた国内最大のクラウドファンディングプラットフォーム。

これまでに5.2万件以上のプロジェクトが立ち上がり、520万人以上の人から450億円以上の支援を集めた実績があります(2021年6月時点)

CAMPFIREでは、プロジェクト公開前の審査が必要最低限となっており、スピーディーな公開が可能。

審査を通過するためのアドバイスをもらえるだけでなく、プロジェクト進行中もしっかりとしたサポートを受けられる点が評価されています。

また、クレジットカード決済だけでなくコンビニや銀行振り込み、キャリア決済など多彩な決済方法に対応しているところも特徴です。

CAMPFIREにおける手数料は12%+決済手数料5%=17%となっています。

Makuake(マクアケ)

Makuake

<Makuakeのポイント>

  • マーケティングにも活用したい方
  • プロジェクトを掲載することでPRを行いたい方

Makuakeは2013年8月にリリースされたクラウドファンディングプラットフォーム。

メディア掲載数はなんと5,000件以上!サイバーエージェントの告知力・PR力やノウハウを活用できる強みが特徴です。

飲食店やファッションなど多くのジャンルで国内資金調達金額No.1のプロジェクトを掲載した実績があり、中には約1億2,330万円を集めたプロジェクトも輩出しています。

Makuakeでは支援者の属性を把握できる「市場分析ツール」があり、統計で確認可能。

資金調達をしながら市場調査ができる仕組みです。

Makuakeのアプリでは、カテゴリーごとにプロジェクトがタグ付けされており、検索しやすくなっています。

支援者は支援したプロジェクトの進捗状況や気になるジャンルの新着情報をプッシュ通知で受け取れて便利です。

Makuakeの手数料は20%(うち決済手数料5%)となっています。

まとめ

国内外問わず、数多くのクラウドファンディングサイト・アプリが存在しています。

プラットフォームによって特徴や規約などが異なるため、しっかりと調査・比較を行なったうえで、自分自身に合ったサイト・アプリを選びましょう。

投稿者プロフィール

ゆきのち
ゆきのち
大阪在住、おすすめコスメ・スキンケアなど美容情報やトレンド情報を発信するフリーライター。

美容系/スポーツ系/IT系/人事労務系/グルメ系など多数メディアでの執筆歴あり。

大学にて化学を学んだ後、大手通販会社の在庫管理・バイヤーに。

その後、コンテンツマーケティング会社のディレクター・広報を担当し、現在は独立してフリーライター・SNS運用等を行っている。

・日本化粧品検定3級(認定No.17300393535)
・アロマテラピー検定1級
・ゆきのちさんのInstagram→@yuki_nochi
・お仕事関連のTwitter→@nakano_yukino

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